父の言葉を思い出す。

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それは私がまだ、平日の昼過ぎからゴロゴロ〜ゴロゴロ〜が許されるほどの歳のことでした。

テレビに映った欧米人の女性を見て、「あーあ、私もこの人みたいに大きな目だったらいいのにな」と、何気なく呟いた時のことです。

父は、諭すように言いました。

「バランスが大事なんや、何事も。目が大きくてもそれだけやったらダメなんや。お父さんは、おまえのバランス好きやからそんなこと思わんでもええ」

その時は、父がうまく慰めてくれたのだと思って、「バランスが大事なんや、何事も」の部分はよく理解していませんでしたが、大人になってこの言葉の意味を深く理解できるようになりました。

仕事とプライベートのバランス

人間関係のバランス

心と身体のバランス

理想と現実のバランス、、、

たくさんのバランスを取りながら、上手に生きていくのはとても難しいですが、自分の心の天秤が水平を保てる『支点』を探そうとすることはとても大事だなと思います。

ゆらゆらと不安定であっても、たとえバランスを崩してしまったとしても、支点＝自分が合点のいく答えを探すことにきっと意味があるのです。